株式会社村田製作所
<新製品ニュース>
村田製作所 車載用高速差動インターフェース向けチップコモンモードチョークコイル1210サイズに高カットオフ品のラインアップを追加
株式会社村田製作所
村田製作所は、車載用高速差動インターフェース向けのチップコモンモードチョークコイルに、高カットオフ特性を備えた新製品を1210サイズで追加しました。高速通信が求められる車載カメラやレーダーシステムなどに対応し、ノイズ抑制性能を維持しながら信号品質を向上させます。小型ながら広帯域対応を実現しており、設計の自由度向上とシステムの信頼性向上に貢献するラインアップの強化となっています。(ミタチ産業要約)
車載用高速差動インターフェース向け
チップコモンモードチョークコイル1210サイズに
高カットオフ品のラインアップを追加
2025/11/05
株式会社村田製作所(以下、「当社」)は、自動車用の高速差動インターフェースLVDS※1・SerDes※2・USB・HDMIなどに適した1210サイズのノイズ対策部品チップコモンモードチョークコイル「DLM11C_HH2シリーズ(以下、当製品)」に高カットオフ※3品のラインナップを追加しました。当製品はすでに量産を開始しています。
※1LVDS(Low Voltage Differential Signaling):液晶パネル向けに使用されているインターフェース。
※2SerDes(Serializer/Deserializer):シリアルとパラレル信号を相互変換する回路。
※3高カットオフ:高域ノイズを低減。
近年、自動車市場では、スマートフォンやPCを接続するインターフェースとしてUSB端子が車内の各座席に複数搭載されるようになり、さらに従来のUSB2.0からUSB3.2などGbps帯へのデータ転送の高速化が進んでいます。これらの差動インターフェースでは、コモンモードノイズの対策が重要であり、高速信号に対応した小型のコモンモードチョークコイルが必要とされています。
そこで当社は、独自の積層技術により、小型の1210サイズで7.5GHz以上の高域ノイズを低減できる当製品を開発しました。
| 製品名 | DLM11CB120HH2 |
|---|---|
| コモンモードインピーダンス(at 100MHz) | 12±5Ω |
| 定格電流 | 100mA |
| 使用温度範囲 | ‐55~+125℃ |
| その他 | AEC-Q200※4に準拠 |
※4AEC-Q200:AEC (Automotive Electronics Council、車載電子部品評議会)が策定している規格のひとつ。
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