日本ケミコン株式会社
<新製品ニュース>

日本ケミコン 画像検査の新たな可能性を拓く新型モジュール「NCM20-XA」を開発 ~AI・高速処理・簡易接続に対応~

日本ケミコン株式会社

日本ケミコンは、画像検査用の新型カメラモジュール「NCM20‑XA」を開発しました。本モジュールは、歪みのない撮像が可能なグローバルシャッター方式と、高速出画(100fps)、低消費電力を特徴とします。また、MIPI‑CSI 出力に対応し、Raspberry Pi など汎用プラットフォームへの接続が容易なため、色判別を含む多様な検査用途やAIを使った高速画像処理向けに適しています。加えて、映像をPC上で評価可能なUSB通信ボードも開発され、モジュールの応用範囲拡大が期待されています。(ミタチ産業要約)


画像検査の新たな可能性を拓く新型モジュール「NCM20-XA」を開発
~AI・高速処理・簡易接続に対応~

2025/11/28 RELEASE

日本ケミコン株式会社
2025年11月28日
 



日本ケミコン株式会社は、画像解析の精度向上や製造現場での高速・高精度な検査ニーズの高まりを背景に、カラー対応の新型カメラモジュールを開発しました。
 本製品は、グローバルシャッター方式による歪みのない撮像、高速出画(100fps)、低消費電力設計を特徴とし、MIPI-CSI出力によりRaspberry Piなどの汎用プラットフォームとの接続も可能です。これにより、開発・評価環境の構築が容易となり、色判別を含む多様な検査用途への展開が期待されます。

 さらに、映像をパソコン上で評価するためのUSB通信ボードも開発し、センサーのフレームレートに近い90fps以上の出力に成功しました。これにより、カメラモジュールはPoC(概念実証)から量産フェーズまで、幅広い開発段階での活用が可能となります。

 本製品は、2025年12月に開催される「国際画像機器展2025」(パシフィコ横浜)にて、USB通信ボードとともに展示(コーンズ テクノロジー株式会社様ブースNo. D36)される予定です。
 また、製品はオンラインディストリビューターを通じて順次販売を開始する予定です。今後も日本ケミコンは、画像処理分野における技術革新と市場ニーズに応える製品開発を推進してまいります。


  • グローバルシャッター方式
撮像素子の全画素を同時に露光・読み出しする方式。動いている対象物を撮影しても画像の歪みが発生しにくく、AIによる画像解析や高速検査に適しています。

  • MIPI-CSI出力
カメラとプロセッサ間の接続に用いられる業界標準のインターフェース規格。Raspberry Piなどの汎用プラットフォームとの接続が容易で、開発・評価環境の構築を効率化します。

  • PoC(Proof of Concept/概念実証)
新しい技術や製品の有効性を検証する初期段階の取り組み。量産前の評価や導入判断の材料として活用されます。

 

※ MIPI®は、MIPI Alliance, Inc.の登録商標です。
※ Raspberry Piは、Raspberry Pi Ltd.の登録商標です。
※ その他、記載されている会社名・製品名・サービス名は、各社の商標または登録商標です。



製品概要

    備考
製品名 NCM20-XA  
画素数 1920 x 1080 最大値
出力 MIPI-CSI RAW8bit
フレームレート 100 fps センサーの出力





 


▲カメラモジュールの外観 



  

▲評価用USB通信ボードに接続した外観


生産拠点

 本製品は、国内生産体制のもと、新潟県長岡市のケミコンデバイス株式会社 長岡工場(当社100%子会社)にて生産しております。




  • お電話でのお問い合わせ:052-856-2550

関連リンク

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