トラッカー向けSemtec社のICを搭載したLoRa®＋GNSS対応通信モジュールを開発

株式会社村田製作所は、LoRaWAN^®※1とGNSS^※2に対応する小型で低コストの通信モジュール「Type 2DT」（以下、当製品）を開発しました。当製品はすでに量産を開始しています。

• ※1LoRaWAN®：広域・長距離かつ低速・低消費電力という特徴を持つLPWA（Low Power Wide Area）無線通信のうち、無線局免許不要のアンライセンスバンド（Sub-GHz帯）を利用する規格。
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• ※2GNSS：Global Navigation Satellite Systemの略。地球の上空を周回する人工衛星と通信することで地球上のどこにいるのかを正確に割り出す全球測位衛星システム。

近年トラッカー市場では、人や家畜の見守りのためにIoT機器が使用されています。 しかし、屋外の利用ではWi-Fi^™やBluetooth^®などの近距離無線では通信距離が短いため、より広域で長距離通信が可能な通信方式のLoRa^®が、トラッカー市場において期待されています。

当製品はSemtec社のLoRa^®チップセットのLR1110を採用しており、860MHzから930MHzの周波数に対応し、最大22dBmの長距離通信が可能です。 また、位置情報取得を目的としたGNSS（GPS/BeiDou）及びWi-Fiパッシブスキャン機能を備えているため、当製品だけで長距離通信と位置情報取得が実現できます。 これにより、お客様の最終製品が市場投入されるまでの時間を短縮し、コスト削減に貢献します。

アセットトラッキング、トレーサビリティ、紛失/盗難防止、在庫管理など

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