株式会社村田製作所
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村田製作所 低消費電力に貢献するデジタル出力可能なSMD焦電型小型赤外線センサを商品化

株式会社村田製作所

村田製作所は、消費電力の低減に貢献するSMD(表面実装デバイス)タイプの小型焦電型赤外線センサーを商品化しました。このセンサーはデジタル出力が可能で、I²C通信を採用することで設計の簡略化に貢献します。また、常時人感検知機能を作動させても消費電力を抑え、動きを検知したときだけマイコンを起動させる「インタラプト機能」も搭載しており、バッテリー寿命の向上に役立ちます。小型・低背設計であるため省スペース化にも貢献し、リフロー対応により製造コストの削減も可能です。(ミタチ産業要約)



低消費電力に貢献するデジタル出力可能なSMD焦電型小型赤外線センサを商品化



2025/09/09





株式会社村田製作所(以下、「当社」)は、低消費電力に貢献するデジタル出力可能なSMD焦電型小型赤外線センサ「IRS-D200ST00R1」(以下、「当製品」)を商品化しました。すでに量産を開始しています。

近年、スマートホームやスマートビルディングなどでは、IoT技術の活用によって居住空間や施設内での利便性、安全性の向上や省電力化が進んでいます。こうした背景から、より効率的かつ快適な環境を実現するために、人の動きをリアルタイムで検知できる人感機能を備えた無線通信ユニットの需要が高まっています。人感検知機能を実現する技術の一つに焦電型赤外線センサがあります。無線通信ユニットでは、バッテリ交換や充電の手間を減らし、長期間安定して稼働させることが求められているため、バッテリ寿命を延ばしながらも、人の動きを検知できる焦電型赤外線センサが求められています。また、無線通信ユニット内部の設計自由度を高めるため、省スペース化も求められており、小型化された赤外線センサのニーズも高まっています。

そこで、当社は独自の焦電セラミック技術により、低消費電力かつ小型な当製品を開発しました。常時、人感検知機能を作動させていても消費電力を抑えることができ、変化を検知したときだけマイコンを起動させるインタラプト機能も搭載されているため、バッテリ寿命の向上に貢献します。加えて、小型であることで省スペース化と、デジタルインターフェースであるI2C通信の採用により、開発時の設計の簡略化にも貢献します。



当製品の特長

  • 低消費電力かつインタラプト機能搭載でシステム全体の消費電力低減に貢献
  • 小型・低背のSMDタイプであるため省スペース化に貢献
  • アンプとADCの内蔵とデジタル出力(I2C)により、設計のしやすさを実現
  • 高S/NとEMIノイズ耐性により、誤検知の低減と動作の安定性に貢献
  • リフロー対応でプロセスコストを削減


主な仕様

電極サイズ Dual Element 2.0 x 0.5mm
外形サイズ 6.0 x 6.0 x 2.6mm
感度 19.5mV (Typ.)
エレメント高さ 1.65mm
FoV (水平 /垂直) ±55° / ±42°
電源電圧 1.8 - 3.3V
消費電流 8µA (Typ.)
インターフェース I2C


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この情報は、株式会社村田製作所のホームページに基づいて掲載しております。最新の情報は下記URLからご確認ください。

https://www.murata.com/ja-jp/news/sensor/infrared/2025/0909




 

 

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