水晶振動子

水晶振動子

  • 株式会社村田製作所

    水晶振動子は、水晶の持つ圧電現象を利用し、その機械的共振から一定の周波数を生み出す素子です。
    ICやLSIにはクロック基準信号が不可欠であり、水晶振動子はクロック生成において高い周波数安定性と無調整化、小型化を実現した部品です。
    現在、衛星通信や移動体通信機器から自動車、テレビ、パソコン、さらにはDVD機器など情報家電分野まで幅広い用途に応用されています。

【水晶振動子とは?】
水晶振動子は非常に薄い水晶片に電極を付けた電子部品です。
水晶はある方向に圧力をかけると電気を発生させる圧電効果と、またある方向に電気をかけると振動する逆圧電効果を持っています。
この原理を利用し、安定した電気信号を得るために使われるのが水晶振動子です。

【水晶振動子の役割】
電子機器内で水晶振動子が担う役割は大きく分けて2つあります。

・安定した周波数を維持する
無線LAN、スマートフォンなど私たちが普段から利用している電波で情報をやり取りする機器は、機器の電波によって一定の周波数を割り当てられています。
この周波数が狂った場合、他の人と混信し通話やメールの送受信などの機能が使えなくなってしまいます。
水晶振動子は精度の高い一定の周波数を生み出すため、この周波数を基準とすることによって、機器にあった電波の送受信を行うことができます。

・規則正しい基準信号を作り出す
スマートフォンを例に挙げると、一台の中に時計機能、電源管理、カメラ、DRAM、フラッシュメモリ、無線LANモジュールなどいくつもの周辺回路から構成されています。
これらの回路はそれぞれ役割が異なっているため、動作するタイミングを合わせなければスマートフォン全体として正常な動作をすることができません。
タイミングを合わせるために、規則正しい基準信号を作ることのできる水晶振動子が活躍しているのです。


<参考文献>
http://www.river-ele.co.jp/ja/company/device/
https://www.ndk.com/jp/products/info/-.html#000386